販売部門座談会

チームで目指す
誰にとっても『いい店舗』

中央区築地に位置する築地店は、築地から勝どきエリアを担当するカクヤスの店舗です。ここで日々チームワークを発揮している社員3名に、店舗の特徴やスタッフの雰囲気について話を聞きました。

下町と都市の真ん中に

本日はよろしくお願いいたします。まずは皆さんの仕事内容を教えてください。

坂本 私はスーパーバイザー、略してSVと呼ばれる役割に就いています。担当エリア内にある12店舗の売上や経費、勤怠などの管理や販促企画にも携わります。以前まで築地店で店長をやっていました。

安田 坂本さんの後任が私です。店長の仕事は、店舗での販売・配達についてマネージメントを行っています。他の皆と同じ作業にあたりつつ、社員やアルバイトに細かく指示を出したり、責任者としてトラブルにも対処したりしています。

高松 私は店舗スタッフとしてお客さまの対応や品出し、配達の注文を受けた商品の用意、配達ルートの設定などを行っています。

それでは築地店の売れ筋商品を教えてください。

坂本 飲食店様向け配達のご注文は築地場外市場周辺の昔ながらの下町らしい飲食店や居酒屋に日本酒を届けることが多いです。

安田 店頭販売での売れ筋はワインやシャンパンですよね。築地店では売り場の面積を広く取っていて、品揃えがいいです。

高松 はい、高級ワインから500円のスパークリングワインまで置いています。最近、ワインの勉強をしようと思って、500円のラインナップから1種ずつ自分で買って飲んでいるんです。

安田 真面目だね!お客様からワイン選びで相談された時に役立ちそう。

高松 そうなんです。それぞれの香りや後味を実際に体験して、実感のこもった説明ができればいいなと思って始めました。

坂本 当店は比較的来客数が多いので、対面でのやりとりがレベルアップできれば結果にもつながりやすいと思います。ぜひそのまま続けていろいろなお酒について詳しくなってほしいです。

お互いの強みを生かして

店舗内の雰囲気を知りたいです。お互いをどのような人だと思っていますか?

坂本 安田さんとは長い付き合いになるけど、「芯のある人」だなと思っています。こちらから指示出した時に、他にもっといい選択肢があると臆さずに異なる意見を言ってくれるから頼もしい。

安田 改めて言われると少し照れますね。坂本さんは先代の店長なので、築地店をよく理解しているし、信頼しているからこそ意見もしっかり言えています。高松くんから見て坂本さんはどんな人だと思いますか?

高松 冷静沈着な人だと思っています。

坂本 そう?(笑)

高松 わからないことがある時にたびたび坂本さんに電話をかけます。慌てながら状況を話しても、すぐに「こうしたらいいよ」と解決策を出してくれて。いつも冷静に対応してくださるので、経験値の差を感じて「おお、すごい」と思っています。

坂本 そう思われていたとは、初耳でした。でも、高松くんの普段の接客を見ていると落ち着いていていいなと思っています。

安田 確かに。入社後すぐに配属されてから他のスタッフともすぐに馴染んでくれてコミュニケーションの取り方もうまいし、いい意味で力が抜けているような。

高松 本当ですか?嬉しいです!

坂本さんと安田さんにお伺いします。後輩の得意なところや今後成長が期待できるところはどこだと思いますか。

坂本 安田さんは全ての仕事を高いクオリティでこなしていて、いずれSVとしても活躍していってくれると思っています。一方で、突出したスキルを持っていてもいいのかなと思います。

安田 なるほど、たとえばどんなものですか。

坂本 収集データに基づき詳細な分析を行うスキルとか。カクヤスではITシステム上で時間ごとの来客者数、時期ごとの販売数などの売上記録を管理しているので、正しく分析して活用できれば売上の数字に反映されていくと考えています。

安田 今までの経験則に頼って、データに基づいて見ることをあまりしてきませんでした。早速アドバイス通りやってみようと思います。

坂本 店長は責任も大きくて大変だと思うけれど、今後も期待しています。じゃあ、安田さんから高松くんに向けて気づくことはある?

安田 コミュニケーション面は全く不安がありません。ただ、忙しくなってきた時に慌ててしまって、確認や報告がもれることがあります。まずそこから気を付けられれば、慌てたことで生じるミスを減らせるし、より落ち着きやすくなると思います。

高松 安田さんの言う通り、まだ焦ってしまうと頭真っ白になることがあります。先輩方みたいに、心を落ち着かせてからやるべきことを順序立ててこなせるようになりたいです。

「気遣い」が育む いい店舗

いい店舗とはどのような環境を指すと思いますか。

安田 店長として考えてみると、いい店舗とはスタッフ同士のコミュニケーションがしっかりと取れている状態を指すと思いました。

坂本 確かに。コミュニケーションが取れていれば、ミスや勘違いといったトラブルは限りなく減らせますね。

高松 そうですね。築地店のスタッフは50代から私の同年代の大学生まで年齢も幅広いですが、話しやすい環境だと感じています。坂本さんはいかがですか?

坂本 スタッフが「お客様のご要望になんでも応えたい」という思いを持って、仕事をしている店舗はいい店舗だと思います。

高松 「なんでも酒やカクヤス」ですもんね。

坂本 はい、会社のスローガンの通りです。お客様の声に応えて続けていければ、また利用したいと思ってもらえるいい店舗ができると思います。高松くんはどう思いますか。

高松 私は「気遣い」ができることが重要だと考えています。

安田 それはお客様に?スタッフ同士に?

高松 どちらもです。気遣いをお客様に向ければ、見やすい店頭装飾や商品の陳列、欲しい商品がある品揃えの維持につながると思います。そうなればお客様がまた来たいと思えるお店にできると思います。スタッフに向ければ、ミスを防ぐためこまめに情報共有を行ったり、忙しくても励まし合うような環境ができあがったり、好循環が生まれると思います。

坂本 私たちの回答をまとめてくれるベストアンサーですね。

安田 あとは、それをこの3人を中心として、店舗に浸透させていかないとですね。

高松 はい!『いい店舗』を目指しましょう。